あめゆきをとって

仮題と下書き

2024-01-01から1年間の記事一覧

朝の方言詩⑯

桐の板(いだ)ッコ おらが家(えー)のオトゥはカミナリおやず ワラスの事(ごど)なんかおらー知(す)らねーが 口癖で尋常小学校しか出てねぇどもまるーで 物知りだった 解らない事をオッカァさ 聞けばオッカァは 必ず「オトゥさ 聞げー」って言うの だが…

暇だしブログでも書くか

酷いタイトル‥w 2024年9月、離婚した。調停離婚。 時間かかった。金もかかった。お疲れ私。 結婚したのは1986年9月。出会ったのは1980年の秋。家を出たのが一昨年の秋。 始まりも終わりも秋。秋。秋。 思い出したくもない、この地獄エピソードはさぞかし面白…

朝の方言詩⑮

会いたい人 すぱらぐ入院してだった おらのオバーヤンはぁ だんだんに逝きそうだぁがやってオッカアから 電話 東京に住んでたおらは居ても立ってもいられなぐなって病院さ行ぐ って言ったぁの 来るってがぁなーに、来なくてもいいんだぁおめさんが来たって …

ラーメンとワンタンと母のこと

松本零士のその漫画を読んだのがとても昔なので、うろ覚えだが時々想い起こす事がある。そう遠くない未来の主人公が、宇宙の旅の途中で、大好物のラーメンを美味しそうに食べるシーン。 その頃ラーメンは合成ラーメンで、合成ですら貴重な食べ物となっている…

本をつくるということ

本をつくりたいと子供の頃から思っていた。 わら半紙を重ねてホチキスで留めたものを作り、漫画やお話を書いて同級生には絶賛されたが、私は(こんなものは本じゃない)と知っているので、ただ虚しかった。 昔、関西に住む母の親友がエッセイ集を出版し、母…

朝の方言詩⑭

カマキリ ベランダさ置いでだった バラの葉っぱさカマキリが いだったおら 虫が苦手なのになぁして 家(うぢ)さ来たーべどっか 行ってけでどっかさ 飛んでげカマキリは ギョロッとした目でおらを ジーッと 見でだった 次の日買い物さ行ぐべと ドア開げだっ…

ケサランパサランをつかまえて

私が中学生の時だった。 中1?中2かな?まさか中3?思い出せない…思い出せ私。 ある日突然、ケサランパサランという存在が現れて、私達はその存在に夢中になったのだ。 それは、ふわふわとした毛を持つ白い物体で、それを持っている人は願いが叶い、もれなく…

かわいそうないぬたちのこと

犬の事は忘れてしまわないうちに書こうと思っていた。 それは今なのかも知れない。 私はかつて「あのマンション」で3匹の犬を飼っていた。 「あのマンション」を購入したのは、賃貸住まいで犬を飼うのを我慢させていた娘のためでもあった。 だから、引っ越し…

朝の方言詩⑬

いぬ いぬは まるーで利口な いきものだとおらは 思う思うども おらがえーのは元々 捨ていぬであんまり 利口なやつでながったぁおがってからの いぬはしつけが ほにほに 大変でおらー めにあったったぁ そんだーども いぬはおらが ごせっぱらやげば すまこさ…

朝の方言詩⑫

ビッキのうた けろ けろ けろ おらだぢ ビッキ でねえどもビッキみでえにけろ けろ けろおっ母(かあ) おもちゃ買って けろおっ母(かぁ) 服(ふぐ)コ買って けろこづげぇせん けろいっぺぇ けろ おらだぢ さんにん きょうだいで毎日 さんにん けろ けろ …

朝の方言詩⑪

孫ばなす オラの中学からの友人の娘さんが里帰りすったぁど2回目のお産だっけーに 友人は 上のワラスの孫かでだぁど おらぁまぁいいごどーうらやますーごどーったっけばこのワラスが まるーで活発であっちさ行ったりこっちさ行ったり追っかげんのが ほにほに…

朝の方言詩⑩

白鳥 むがーし むがしオラ まるーで やせひんがりで背も まるーで とぺんこで学校では いるんだが いんねんだがわがんねーよーな ワラスだった外で遊ぶのも 好ぎでなくて休み時間には 教室でひとり絵っこ描いでだったきかねえワラスに 悪口されて泣ぎっつめ …